アゼルバイジャン共和国のヘイダル・アリエフ大統領と日本代表派遣団の会議での話より - 大統領官邸、1999年10月8日


ヘイダル・アリエフ日本からお越しくださったお客様を心から歓迎いたします。皆様のアゼルバイジャンでの滞在を大変うれしく存じております。私が存じている限り、もうアゼルバイジャンである程度のことでご協力をくださいました。

この近年日本とアゼルバイジャンの間友情関係ができまして、協力が進んでいます。日本がアゼルバイジャンに関して関心をもってくださるのはまことにありがたいことで、これからこの関心が行動にも実現できるようにご協力をいたします。

日本訪問の際に天皇をはじめ、橋本龍太郎首相、小渕外務大臣、他の大臣や日本企業の大きい会社の経営者との出会いをいまだに懐かしく思い出しています。当時二つの国の間政府間の関係公文書に署名し、したがって、日本とアゼルバイジャンの交流が進み始めて、盛んになりました。

日本政府はアゼルバイジャンで『シマル』(北)発電所の建設にクレジットで大量のお金を譲渡してくださったことは大変ありがたいことです。おかげさまでアゼルバイジャンの『アゼリ・キミヤ』株式会社は日本のニチメン株式会社とポリエチレンの共同製造で契約を締結できました。それに加えて、伊藤忠商事株式会社を含めていくつかの日本会社にカスピ海で油田や天然ガス地帯のプロジェクトに積極的にご協力をいただいています。

つい最近カスピ海に位置している『アゼリ』、「チラグ」と「ギュネシリ」油田の採掘に関する「世紀の契約」が締結された5周年記念日を祝いしました。この契約を締結した会社の中で日本の伊藤忠商事株式会社もあることが大変うれしく存じます。この業績のお祝いに小渕首相にこれからもアゼルバイジャンとの協同を発展させたいという内容の手紙をいただきました。私は小渕首相が述べた貴重なご意見を大変ありがたく存じます。

日本代表派遣団の皆様がすでに経済をはじめ、アゼルバイジャン生活の大事な分野に精通されたと思います。皆様のアゼルバイジャン訪問や今のお話は将来日本とアゼルバイジャンの交流や関係を深めて、発展させるように信じております。よろしくお願い申し上げます。

中山太郎(衆議院、自由民主党外交調査会長):アゼルバイジャンへの訪問で二つの国の間の交流が予想以上に進んでいることをうれしく感じました。日本代表派遣団のメンバーは日本議会法学者、日本政府代議士、株式会社や私企業社です。1998年にアリエフ大統領の日本訪問から二つの国の間の交流が始まったと思っております。

10月12日に東京で二国間経済委員会の会議が行われて、アゼルバイジャン代表派遣団をシャリフォヴ様が先導いたします。会議の後二国間の交流がさらに深くなれるよう祈っております。今度の会議の間に二国間交流のための新しい提案を含めた手紙交換も行われることは大変うれしく存じます。

日本代表派遣団が東京を出発前、小渕首相にアリエフ大統領宛の手紙をいただきました。

ヘイダル・アリエフありがとうございました。後ほど小渕首相に送っていただいた手紙を拝見いたします。小渕首相がアゼルバイジャンと日本の交流を特別に応援してくださることはまことにありがたいことです。先ほどいただいた手紙はそのよい証拠だと思っております。

中山太郎:アゼルバイジャンが独立した時から民主制や改革や市場経済の進歩に関しての立場はわが国に支えられています。日本側はこれからも必要な領域で喜んでご協力いたします。日本はコーカサス地方の国の中で特にアゼルバイジャンを過大視しています。その一番の証拠は来年の1月に在アゼルバイジャン日本大使館が開設されることです。

毎日変わる国際情勢において、アゼルバイジャンはヨーロッパとアジアの間、大事な場所としての役割を果たしています。アリエフ大統領はシルクロード地方の生き返りにご努力をいただいていることも大変ありがたいでございます。日本海外政治の主な方針の一つはシルクロードの国のサポートでございます。

ヘイダル・アリエフありがとうございます。小渕首相からの手紙を渡してくださって、再び感謝いたします。いつもアゼルバイジャンを支えててくださって、私の日本訪問に関する貴重なご意見もありがとうございました。

特に強調したいことは、独立後にアゼルバイジャンは世界のさまざまな国と相互関係を作るように努力して、その結果成功できたことでございます。日本との交流が他の国と比べて少し立ち遅れていました。すなわち、二国間の交流がヨーロッパやアメリカとの交流と比べて、歴史が短いわけである。ただし、現在二国間の交流は発展ペースで他の国を超えていることは大変嬉しく存じます。これからも二国間の交流の発展ペースがよくなるよう努力いたします。

日本訪問の際に、日本政府に在アゼルバイジャン日本大使館の開設のためご協力をお願いしました。そこで、将来開設されるとの約束がありました。ただいま2000年の初めにバクーで在アゼルバイジャン日本大使館が開設されるとのことをうかがいて、嬉しい限りでございます。

日本政府はコーカサス地方の国の中でアゼルバイジャンを過大視していることは大変うれしく存じます。私たちも最近日本とアゼルバイジャンの間の交流が発展することはわが国として大変うれしいことだと考えております。

民主制や市場経済の進歩やアゼルバイジャンに海外投資の流動化政策を実行することによって自我国の経済的や社会的発展を目指しています。こちらは海外政治の主な方針の一つです。このことで意思や物事へのアプローチや方針が一致していることも大変うれしく存じます。もう日本側に資本を投入していただいていて、これからも資本の投入量が多くなりますようお祈り申し上げます。日本側にいただいた32億度度ドール以上のクレジットも資本の投入量が多くなることの証拠だと私は思います。

すでにアゼルバイジャンの企業で石油やエネルギー・セクターに加えて、農業セクターや織物産業でも日本とご協力していただけると幸いです。二国間経済委員会の会議が行われることを大変うれしく存じます。委員会のアゼルバイジャン代表派遣団はシャリフォヴ様の先導でアゼルバイジャンを出発いたします。委員会の会議においてこれからアゼルビジャンと日本の幅広い交流の促進に関して討論が行われると思っております。二国間の協力が見込みであることと信じています。相互に有益なご協力になれると思っております。ご協力でさまざまなことができることと信じております。

中山太郎:幅広い範囲で日本とアゼルバイジャンのご協力見込みに関して詳しくお話してくださって、まことにありがとうございました。日本政府としてもアゼルバイジャンと石油セクターだけでなく、さまざまなセクターでご協力できることは大変うれしいことだと伝えたいです。現在日本政府は「ジェトゥロ」を通してコーカサス地方国のフェアを行う可能性を検討途中なのである。それによって二国間の交流や協力の発展に力を入れています。

最後になりましたが、アリエフ大統領にお願いしたいことがございます。在アゼルバイジャン日本大使館が開設された後、21世紀に向けての抱負で日本とアゼルバイジャンの間、若者交換を促進するつもりです。このことで貴国にご協力をお願い申し上げます。

ヘイダル・アリエフ喜んでご協力いたします。若者交換を促進することに関しての意見は一致しています。

中山太郎:私の隣に座っている方は日本国会議員で、自由民主党国際経済交流委員会の委員長でございます。専門家交換や若者交換を含む国際交流をご担当しております。ご担当の方のご協力で若者交換の発展を実現するようがんばります。

ヘイダル・アリエフ感謝いたします。